【今後の学会活動予定】
【今後の関連学会情報】
【今後の関連国際学会情報】
【本学会活動状況】
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部会活動状況
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部会開催状況
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北海道部会
平成12年10月19〜20日, 北海道大学学術交流会館 (札幌市)
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東北部会
平成12年9月28〜29日, 出羽庄内国際村 (鶴岡市)
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関東部会
平成12年10月6日, 農林水産省農林水産技術会議筑波事務所 (つくば市)
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関西部会
平成12年10月12〜13日, 石川県女性センター (金沢市)
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九州部会
平成12年9月20〜21日, NTT熊本会館(熊本市)
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部会開催報告
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北海道部会
平成12年度北海道部会は10月19日(木)と20日(金)の2日間, 札幌市北海道大学学術交流会館で開催された. 参加者は96名であった. 29日は午後から第182回談話会を行ない, 「遺伝子機能と植物病理学」というテーマのもと, 4名の方に講演をお願いした.
北海道大学大学院農学研究科増田税氏には「Cucumovirus の RNA recombination」, 北海道農業試験場地域基盤部川上顕氏には「雪腐病低抗性発現と多糖蓄積」, 北海道大学大学院農学研究科秋野聖之氏には「ジャガイモ疫病菌のA1・A2交配時に転写量が増加する遺伝子mp11に関する検討」, 北海道大学大学院理学研究科竹内洋二氏には「植物の病害低抗性反応に関与する遺伝子」についてお話を伺った.
それぞれ病原に関する遺伝子の機能や病害低抗性と多糖類の代謝の関して最近の知見の報告がなされ, 質問や意見が多数出され, 活発な討論がなされた. 夕刻には懇親会が開かれ, なごやかな歓談が2時間続いて終了した. 翌目20日には9時30分から一般講演が行われ, 19題の研究発表について熱心な質疑応答がなされた. また総会において, 庶務, 会計報告が承認され, 部会長の児玉不二雄氏 (北海道植物防疫協会長) が退任されて, 新部会長に稲葉忠興氏 (北海道農業試験場長) が選出された. (島貫忠幸)
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東北部会
平成12年度東北部会が9月28日(木), 29日(金)の2日間にわたって山形県鶴岡市出羽庄内国際村で開催された. 第1日目の午後から第2日目の午前に一般講演29題が0HPによって発表された. 内訳はウイルス・ウイロイド病13題, 細菌病3題, 糸状菌病13題で熱心な質疑応答が交わされた. 第2日目の午後には「クローンと遺伝子組み換え」と題して東北大学大学院農学研究科羽柴輝良教授による特別講演が行われた. この特別講演は鶴岡市民にも公開され, up-to-dateな演題だけに多くの市民が参加した.
第1日目の夕刻には恒例の情報交換会が開催地のご尽力のもとに盛大に行われ, 親交を深めながら各自の研究の話題が続いた. 総会では会計報告等部会会務報告が承認され, 仙台市で開催される平成13年度日本植物病理学会大会の実施要領等が協議された. また, 次期部会長に内藤秀樹氏が選出され, 次年度開催地を秋田県秋田市に決定した. なお, 平成13年度部会プログラムには英文タイトルも併記することとした. (松本勤)
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関東部会
平成12年度関東部会は, 1O月6日(金)午前9時からつくば市の農林水産技術会議筑波事務所内農林ホールで開催された. 37題 (菌類病関係26題, 細菌・ファイトプラズマ病関係6題, ウイルス病関係5題) の研究成果が, 午前17題, 午後20題に分けて発表された. 新病害関係の発表の多かったことが本年度の特徴であった. 250余名の参加のもとに活発な質疑, 応答が行われ, 午後4時50分予定どおりに終了した. 講演終了後, 食堂において約80名の参加を得て懇親会がもたれた.
梶原敏宏名誉会員の音頭による乾杯後, なごやかな歓談が続き, 最後に日比忠明前部会長の挨拶で終了した. 交通手段の不便な場所での開催であったので, 参加者の少なくなることが心配されていたが, 11年度とほぽ同数の参加者になり, 盛会裡に終了することができた. 会員諸氏のご協力に感謝申し上げる. (藤澤二郎)
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関西部会
平成12年度関西部会は1O月12日(木)〜13日(金)の2日間にわたり, 金沢市の石川県女性センターで200余名が参加して開催された. 講演題数は前年より3題多い93題 (感染生理41題, いもち病6題, 細菌病8題, ウイルス病14題, 生態7題, 新病害・分類12題, 防除5題) で, 2会場に分かれて発表され, 活発な質疑応答が行われた. 講演終了後, 金沢都ホテルにて恒例の懇親会が盛大に行われた. 懇親会は部会開催地委員長および石川県立農業短期大学学長の歓迎挨拶, 部会長挨拶につづいて, 奥八郎氏の音頭によって乾杯し, 2時間余りにわたり和やかな歓談が続いて終了した.
役員会は部会1日目の午前中に同会場にて開催された. 庶務, 会計などの報告が承認された後, 部会会則に基づく選挙によって平成13年度の部会長に亀谷満朗氏が選出されたとの報告があり, 承認された. また, 平成13年度の部会開催地として高知大学 (高知県) を, 同開催地委員長として山本磐氏が選出され, さらに部会幹事として伊藤真一氏が推薦された. これらの案件は同日午後の総会で承認された. (久能均)
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九州部会
平成12年度九州部会は例年どおり九州農業研究と共催で9月20日(水)に熊本市のNTT熊本開館で開催した. 講演題数は30題, その内訳は細菌病4題, 糸状菌病14題, ウイルス病11題, その他防除器材関連1題で, 参加者 (100名余) による熱心な討議が行われた. 昼の休憩時間を利用して幹事会が開催され, 役員の交替, 会計報告, 次年度開催計画等が審議された. これらの案件は引き続き行なわれた総会で承認され, 次期部会長に九州大学高浪洋一氏が選出された. また, 学会終了後は, 恒例の日本応用動物昆虫学会九州支部会との合同懇親会が盛大に行なわれた.
翌10日(金)は, 植物病理関係者による第25回シンポジウムが開催された. 話題提供として, 1)キュウリモザイクウイルスの宿主特異性に関する研究 (九州大学 竹下稔氏) 2)イチジク株枯病の発生生態と防除対策 (福岡県総合農業試験場 梶谷裕二氏) 3)いもち病菌の病原性の変異と遺伝 (九州農業試験場 藤田佳克氏) の3題の発表があり活発な論議が行なわれ, 盛会であった. (河本征臣)
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研究会開催報告
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第36回植物感染生理談話会
平成12年度植物感染生理談話会は, 科学研究費補助金特定領域研究 (A)「植物一病原徴生物」(代表北海道大学大学院 上田一郎氏) との協賛で, 平成12年8月21日 (月) 〜23日 (水) に, 広大な太平洋を望む高知県夜須町リゾートホテル「海辺の果樹園」で開催された. 「A Dawn of Plant-Microbe Interactions」を主題とし, ノースカロライナ州立大学Lommel博士とミシガン州立大学He博士の特別講演とともに, 一般講演として13題の話題提供があった. 最終日には神戸大学眞山滋志氏に総合討論の座長をお願いし, 活発な論議が行われた. 初日の夕刻には, プールサイドで海風を感じながらホテル自慢の地ビールをかたむけたがらの歓迎パーティーを, 2日目午後には海水浴, 釣り, サイクリング, テニス, 観光等を楽しんでいただいた.
130人強の参加者には, 南国の暑さと同様の熱気あふれる議論を満喫していただき, 土佐の自然を楽しんでいただいた. なお, 今回から, 講演要旨集を植物感染生理談話会論文集とし, ISSN1345-8086を取得した. 平成13年度の本談話会は東京農工大学寺岡徹氏のお世話で開催される予定である. (曳地康史)
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第20回土壌伝染病談話会
第20回土壌伝染病談話会は熊本市国際交流会館で10月24日〜25日 (講演会) 26日 (現地見学会) の日程で開催され, 全国から210人が参加した. 開会に当たって, 生越明北海道大学名誉教授が「土壌伝染病談話会20回を振り返って」と題する基調講演を行った. プログラムは3部構成で, 第1部は九州で問題となっている土壌伝染性病害, 第2部の土壌病原菌の病原性, レース, 品種低抗性をめぐる最近の研究の中では, 九州・沖縄地域でとくに問題となる青枯病菌, 疫病菌, 根こぶ病菌, フザリウム病菌, リゾクトニア属菌を取り上げた. 第3部は現場で問題となっている土壌病害とその対策で, 北海道から九州まで, 現在問題となっている土壌病害の現状と防除対策について検討した.
今回の土壌伝染病談話会は九州農業試験場ほか国公立試験研究機関が中心に運営を担当した関係上, 農業現場を意識したプログラム編成に努めた. 26日の現地見学会ではスイカ, メロンの産地である植木町でメロン黒点根腐病の熱水消毒試験や糖度センサーを利用したメロンの選果状況, それに阿蘇山の広大な草地を見学し, 盛会のうちに終了した. 次期開催地は岐阜大学と決まった. (河本征臣)
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【学会関連各委員からの報告】
1.日本学術会議植物防疫研究連絡委員会報告
平成12年11月24日(金)に開催された標記委員会の概要を以下に記す.
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研連委員長に日比忠明会員を, 研連幹事に近内誠登会員, 寺岡徹委員を, シンポジウム委員長に近内誠登会員を選出した. |
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第18期発足から今までの学術会議総会・連合部会および同第6部会報告について委員長から詳細な説明・報告があった. その他, 平成15年度共同主催国際会議の募集, 平成13年度代表派遣会議及び代表派遣侯補者の募集について説明があった. |
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第18期の植物防疫研連の活動課題 (案) として「循環型農林業におげる植物保護」が了承され, 前期と同様に, 平成13年と平成14年の2回シンポジウムを開催することにした. |
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平成13年度シンポジウムは平成13年11月16日(金)13:OO〜17:00に, 日本学術会議講堂で開催することとし, 次回委員会(平成13年3月21日)で内容等の詳細を決定することにした. |
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研連委員会内活動として, 各委員の専門分野における植物保護関連の話題を提供していただき, 相互の意志疎通と発展の方策を探ることにした. (寺岡徹) |
2.日本学術会議微生物学研究連絡委員会報告
今年度第一回委員会で, 委員長に篠田純男, 幹事に江崎孝行, 北本豊, 渡辺信の各氏を選出した. 委員長から, 学術会議全体及び第6部活動方針の紹介後, 前期の報告を受けて, 今期の課題としてカルチャーコレコクションの充実, 科学研究費の分科・細目への取組み, 国際徴生物学連合 (IUMS) への積極的参画について, 意見交換を行なった.
その結果, 通産省がカルチャーコレクションの充実に積極的に乗り出しているので, この機会を捉えて他の省庁にも働きかけの文案を作成し, 12月8日の通産省企画ワークショップに共催参加意向を学術会議運営審議会に提案することとした. 本研連から科学研究費の分科・細目への審査に参画出来るように要望を続けることとし, 参画学会からの審査委員侯補者の推薦依頼があった.
IUMSに日本から役員を送るべく, 微生物研連の組織化と, 2002年パリ大会及びアジア太平洋微生物会議への参加への協力依頼があった. (露無慎二)
【書評】
1. 二井一禎・肘井直樹編著: 『森林徴生物生態学』A5判, 322pp., 発行: 朝倉書店, \6,400
近年の生物防除, 環境保全型農業の機運の高まりとともに, 農薬の使用量を最小限に抑えながら植物病害による被害をいかに回避できるかが, 農業上の重要な課題となっている. そのためには植物病害の原因である微生物の生き様 (生態) を理解することが必須である. 我々植物病理屋は, ともすれば植物病原菌を人類に敵対する悪者としか見做さない傾向にある.
しかし, 自然生態系では植物病原菌も生態系を維持している生物の一群であり, 農業生態系という調和の崩れた生態系の中でたまたま作物に被害を及ぽしているにすぎないことを理解すべきであろう.
本書は, 「森林」という比較的自然状態が保たれた生態系の中で, 微生物 (植物病原菌を含む) が他の生物とどのように関わりあいながら生活しているかを, 様々な角度から描き出した良著である. 内容は, 1)植物リターの分解に果たす役割, 2)植物の共生者, 寄生者としての役割, 3)動物の共生者, 寄生者としての役割, 4)動物, 植物, 微生物の3者間の相互関係など, 多岐にわたる.
私自身は, 植物病原糸状菌を研究材料としている関係もあって, キクイムシとアンブロシア菌との関係, マツノマダラカミキリとマツノザイセンチュウとの関係, ニレ立枯病やナラ枯れとキクイムシ・病原糸状菌の共生関係, 森林更新における植物病原菌の役割などを興味深く読んだ. おそらく, どのような興味を持つ人であってもその人なりにいろいろ異なった発見のできる書物であろう.
本書は森林徴生物の教科書として編まれたようであるが, 一般向けの啓もう書としてもお勧めできる本である.
本書の内容もさることながら, 巻末の充実した引用文献, 用語説明, 索引などもうれしい. 一読をお勧めする. (高松進)
2. 佐藤仁彦・山下修一・本間保男編:『植物病害虫の事典』A5判, 494pp., 発行: 朝倉書店, \17,OOO
農産物の安定供給には, 植物の病気や害虫の効率的な防除が必要であることは, 21世紀を迎えても変わることはない. 病害虫の的確な防除のためには, 病害虫の正確な識別と同定, 発生生態・被害様相の熟知と理解が重要であることは古くから指摘されてきたところである. しかも最近は国際化に伴う病害虫の侵入, 新しい病害虫の大発生, 薬剤に対し低抗性・耐性を獲得した病害虫の顕在化など発生様相は多様化・複雑化しており, 植物防疫に携わる人に以前にもまして新しい情報に基づく病害虫の幅広い知識の習得が求められている.
本書は, このような要望に応えるため, 現在第一線で活躍中の専門家52名により分担執筆されたものである. とりあげられている病害虫は, 主要作物の病害276, 害虫141で比較的重要な病害虫に限られているが, これは紙面の都合上やむをえないと考えられる. 病害では各病害の病原体および発生生態, 防除法について的確な解説がなされている. また, 今後農産物貿易が増大することも考慮して, これまであまりとりあげられたかったマンゴー, ドリアンその他49のポストハーベスト病害について適切な解説がなされている.
害虫ではそれぞれの害虫について, 形態, 生理, 分布, 生態, 生活史, 防除法が最近の情報をもとに適切な説明がなされており, とくに顕著な特長や事項については特記事項としてまとめられている. また, 最近被害の多いカメムシ類や被害が顕在化したアザミウマ類, ハモグリバエ類などの微少害虫についても最新の知見にもとづいて詳しく記載されており, 防除についても生物農薬による生物防除なども的確な視点から解説されている.
これから病害虫の防除に携わろうとしている人はもちろん, すでに普及関係など第一線で活躍中の関係者の座右の書としてお薦めしたい本である. (梶原敏宏)
【学会事務局コーナー】
【学会ニュース編集委員会コーナー】
編集後記
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